アロンソ様とアルマダの海戦


驚愕の事実に触れてちょっと立ち直れないかもしれなくなった。
そーかぁそーなのかぁ・・・・「作者様は史実を差し替えない」・・・
うーん・・私、安直にアロンソ様生存endしか頭になかった。
どーしよ、怖いな。いろいろ脳内妄想劇場フルバースト中だったのに。


そう、三人で砦落としたりとか。


そう、ジローナが座礁して(スペイン語wiki機械翻訳にかけたので直接死因がこれだと思ってましたが違うのかな)旗艦の航海長であるビセンテは総司令であるシドニア公に「王命がありますので」とか言っちゃって代理を立てて自分は救助に向かう。
お約束通り梁やら支柱やらに挟まれて動けなくなってしまっているアロンソ様。
覚悟を決めてまぶたの裏に親友の姿を思い描くその時。何とか助けにあらわれて、明らかにアロンソ様の無事を確かめて安堵の表情なのに「王命があるのでこの身に変えてもお助けします」とかそっけなく軍人の鑑のビセンテさん。
しかしそこは性分を知っているアロンソ様。嬉しそうにお礼を言うのでした。しかし傾いた船はかなりの浸水を始めています。安全な退路を探すビセンテの背中に話しかけるアロンソ様、「実はもう諦めてしまっていた。」「あなたを失えば悲嘆に暮れる者がどれだけいるか。」「悲嘆に暮れる。たとえばそれは誰?」「…国王陛下と嬰児を抱いた奥方」「それから?」「あなたの家中も、とりわけ友人で従者であるゴメス…」「それから?」「…」ようやく目論見に気がついて、こんな時でさえどれだけ鬱陶しいマネが好きなんだと思わず振り返るビセンテの表情と対照的に期待でキラキラの笑顔のアロンソ様。とか。ですよ!




…はっ、私が悲嘆に暮れてしまうやろーーーーーー。
最後の頼みはこの中世がパラレルって事だけかな…年齢も変えてるってあるし。
とりあえず祈っておこう。





ついでにアルマダ絡みで下記のカイトの謎かけについて考えてみようと思います

栄光の円卓へ帰還せよ
偉大なる王のもとへ
帰郷は心躍るもの
到着の日を数えつつ
脇目もふらず、疾く駆けよ



wikiなどでアルマダの海戦を引くと
戦闘より帰還のルート上での難破等の被害が大きかったとあります、
ビセンテを助ける目的ならばそちらに目が行くと思うので
これは海戦から離脱後のルートについて触れたsuggestionかと思います。


栄光の〜〜とあるのは枕詞程度の意味かと。
重要なのは「脇目もふらずに」と「疾く駆けよ」でそのまんまですね。
脇目もふらずには寄り道をしない。係留・停泊したりどこかに上陸しない事を言っている。
疾く駆けよは最速のルートを選べと言うことでしょう。
この場合だと風向きが変わりやすい、障害物があって風が弱くなるだろう海峡や沿岸は論外。
外洋一択になりませんか?
ちなみにDOLで西大西洋は南東〜南南東の風なんですよ(゚Д゚)
スペイン人にとってこの時西大西洋ルートは未知の海域だったってありますので、
カイトは躊躇わずにそちらへ進むようにビセンテの背中を押してるんですよね。
美味しすぎるだろう!カイト!またビセンテがスペインの守護天使とか思っちゃうじゃないかっ


自分の知らない背景があってそれらに架っているかもしれませんが
概ねこんな感じで予想します。
こじつければ円卓をブリテン島グルリとまわるルートになる事に架けてるともとれますがコレはちょっと苦しいか。